Foundation 6 macOS Sierraにnpmでインストール Homebrewの前にXcode
前回に続いて、Foundation 6をmacOS Sierraにnpmでインストールしていきますが、まずはHomebrewをインストールします。
Homebrewは「macOS用のパッケージマネージャー」。パッケージのインストールやバージョン管理するためのツールです。
早速インストールしたいところですが、まずインストールの要件を見てみます。
- An Intel CPU
- OS X 10.10 or higher
- Command Line Tools (CLT) for Xcode: xcode-select --install,developer.apple.com/downloads or Xcode
- A Bourne-compatible shell for installation (e.g. bash or zsh)
1. はインテル製のCPUであること。メニューバーのリンゴマークから「このマック」をクリックして、プロセッサに「Intel」の文字があればOKです。
2. OS X 10.10以上のバージョンであること。1.と同様に「このマック」を見て、バージョンが10.10.xより上であることを確認します。Yosemite以降、El Capiton、Sierraが該当します。
3. Command Line Toolsが必要です。このあと説明します。
4. インストールのためのシェルが必要ということですが、Sierraは何もする必要がありませんでした。他のmacOSについては分かりませんが、ターミナルを開いて、
$ bash
と入れてみてください。しつこいですが、'$'は出ていますので、'bash'と入力します。bashのプロンプトが出れば使えると思います。bashを終了するには、
$ exit
と入力します。
3.のCommand Line Toolsの話題に戻ります。Command Line ToolsはAppleの開発環境であるXcodeを、オプションを付けてインストールすると導入できます。もしくは、Xcodeを全体をインストールすることでも使えるようになります。
今回は、Xcode全体をインストールする方法を選びます。Xcodeは無料で提供されていますのでご心配なく。
また、Xcodeのインストールにもいくつかの方法があります。
- AppleのDeveloperサイトからダウンロードしてインストールする。
- App Storeでインストールする。
今回は、App Storeでのインストールを解説します。
ちなみに、Developerサイトでは「ダウンロード」ボタンをクリックすると、Apple IDの入力を求められます。通常のIDを利用できますので、Developerの登録等は必要ありません。
Xcode | Developer
では、App Storeでのインストールです。
1. DockのApp Storeを開きます。
2. App Storeの右上の検索窓でXcodeを検索し、見つかったら開きます。「入手」ボタンをクリックし「Appをインストール」をクリックします。
4. Apple IDにサインインします。
5. ダウンロードのあと、インストールされます。Xcodeを起動します。
6. ライセンスに同意します。「Agree」をクリックします。
7. コンポーネントがインストールされます。
8. Welcomeの画面が出たら完了です。
9. Xcodeを終了します。
これで、Homebrewをインストールする環境が整いました。次回は、Homebrewをインストールします。