XY GridとFloat Gridを共存して使いたい Foundation6.3と6.4の互換性
Foundation6.3で作ったサイトを更新することになりました。
XY Gridが導入されたのが6.4からなので、Float Gridで作られたサイトです。6.4でも下位互換のような形でFloat Gridを使えるのかと試しましたが、うまく行きません。
選択肢は2つ。
1. 6.4を導入して、Float Gridで作ったページをXY Gridに書き換える。
2. 6.3のまま、Float Gridで作る。
どちらも気に入らないので、調べてみるとCSSをマージしてやれば共存できるようです。
1. Download Foundationのページから[Complete]の[Download Everything]をクリックしてダウンロードする。XY Gridのコンポーネントが含まれたバージョンがダウンロードされる。
https://foundation.zurb.com/sites/download.html/
2. [Customize Foundation] - [Choose Your Components] - [All Foundation Components]のチェックをはずし、[Grid] - [Float Grid]のみにチェックを入れ、[Download Custom Build]のボタンをクリックしてダウンロードする。
3. 2.でダウンロードしたフォルダ内のCSSフォルダを開き、foundation.CSSを開く。501行目から1258行目をコピーする。Float Gridに対応するCSS。
.row {
max-width: 62.5rem;
margin-right: auto;
margin-left: auto; }
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(省略)
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.column-block {
margin-bottom: 1.875rem; }
.column-block > :last-child {
margin-bottom: 0; }
4. 1.でダウンロードしたフォルダ内のCSSフォルダを開き、foundation.cssを開く。508行目から2178行目までがXUY GridのCSSなので、2180行目に3.でコピーしたFloat GridのCSSを貼り付ける。
.grid-container {
padding-right: 0.625rem;
padding-left: 0.625rem;
max-width: 75rem;
margin: 0 auto; }
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(省略)XY GridのCSS
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.large-flex-dir-column-reverse {
-ms-flex-direction: column-reverse;
flex-direction: column-reverse; } }
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この下にFloat GridのCSSを貼り付ける。
5. Foundation6.3のプロジェクト内の[css]、[js]のフォルダを1.でダウンロードしたものと置き換える。既存のページに影響がなければ完了。
FoundationのGridシステムは、それぞれ固有のものであることを再認識させられた出来事でした。
ちなみに、上記はCSSバージョンのFoundationを使用した場合の方法です。Sassではまた別の方法もあるのかもしれません。
参考


